インフルエンザの予防接種を受けることができない6ヶ月に満たない赤ちゃんは、どのようにしてインフルエンザの予防をすれば良いのでしょうか。
授乳中のママの予防接種や、ワクチン中の水銀の心配についてもお伝えします。
インフルエンザ 低月齢の赤ちゃんの予防法は?
インフルエンザの予防接種は生後6ヶ月からしか受けることができません。
なので、6ヶ月未満の赤ちゃんは、予防接種に頼らない予防法でインフルエンザにかからないようにしなければいけません。
家に菌を持ち込まないようにするには、以下のような予防法があります。
▶︎ 外出を控える
赤ちゃんはうがいをすることも、食べ物や飲み物で予防することもできません。
人混みは、ウイルスが蔓延しやすい環境です。
流行時は特に、外出を控えるようにしましょう。
▶︎ 他の家族が予防接種をうける
11月上旬、遅くとも12月になるまでには摂取しておきましょう。
予防接種を受ける等、他の家族がインフルエンザの感染を予防することが、赤ちゃんへの感染予防につながります。
▶︎ 出かけるときはマスクをする
鼻や喉が乾燥すると、ウイルスを追い出す粘膜の働きが低下してしまいます。
マスクで口の周りを保温・保湿しましょう。
大人や、兄弟の子がマスクをすることで、赤ちゃんへの感染予防が期待できます。
赤ちゃん自身ができる予防はあまりないので、周りの兄弟や大人が菌やウイルスを持ち込まない努力をしましょう。
▶︎部屋の湿度を50〜60パーセントに保つ
鼻や喉の粘膜を守るために、加湿器や洗濯物を干すなどして、部屋が乾燥しないように気をつけましょう。
また、1日に2、3回は換気をして空気の入れ替えを。
風邪が流行る時期は、家の窓を開けずにいた方がいいというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、部屋の中のウイルスを外に出すという目的でも、換気は必要です。
インフルエンザの予防接種は授乳中でも大丈夫?
赤ちゃんと1番触れ合う時間が多いママは、積極的に予防接種をうけておきたいところ。
授乳中でも、母乳への影響はないので予防接種は受けても問題ありません。
母乳のことに詳しくない先生は、授乳中ということで摂取を受け付けないことがあります。
事前に電話して、受け付け可能かどうか・予約制かどうかを聞いておきましょう。
授乳中のインフルエンザ予防接種 水銀の心配は?
ワクチンには保存剤であるチメロサール水銀が含まれていることがあります。
水銀と聞くと警戒してしまいますが、チメロサール水銀は体には蓄積されないため、人体には無害とされています。
含まれる水銀量もわずかな量なので、母乳への悪い影響もありません。
まとめ
赤ちゃん以外の家族がインフルエンザ予防を徹底することで、赤ちゃんへの感染を防ぐことができます。
基本の手洗いうがいはもちろん、予防接種を積極的に受けて、風邪菌・インフルエンザウイルスから身を守りましょう。