B型肝炎予防接種

生後2ヶ月になると始まる予防接種ラッシュ。

注射を打てる期間が短いものもあって、スケジュールを組むのはなかなか大変です。

そんな予防接種ラッシュの中に、2016年の10月からはB型肝炎も定期接種に仲間入りします。

B型肝炎予防接種が定期化 対象は?

今まで任意接種だったB型肝炎の予防接種。

2016年の10月からは、原則無料で打てる定期接種になります。

対象は、2016年4月以降に生まれた0歳児。

今回は、接種年齢を過ぎてしまった子に対する経過措置はありません。

つまり、3月31日生まれの子にB型肝炎の予防接種を受けさせたいと思ったら、お金を払う必要があるということ。

自治体によっては、補助を行うところもあるかもしれません。

標準接種スケジュールは、生後2ヶ月と3ヶ月、7~8ヶ月の3回接種。

2ヶ月を過ぎている子に関しては、4週間隔で2回、その後20~24週経ってから1回の合計3回接種します。

B型肝炎の予防接種 受けていないけど受けるべき?

B型肝炎は受けなくていいや〜と思って受けさせていなかったけれど、いざ定期接種になる・なったとなると、なんだか不安になりますよね。

B型肝炎ウイルスは、性的接触での感染か、母子感染によっての感染が多いとされています。
(B型肝炎母子感染防止事業により、母子感染は昔と比べて少なくなってきています。)

ですが、唾液、涙、汗、尿なども感染源になり得ることがわかってきています。

なので、日常生活の中で知らない間に感染する事があり、お友達とケンカして噛みつかれて、いつの間にか感染している・・ということもあり得ます。

3歳以下のこどもが感染した場合には,成人よりも高率にキャリア化することがわかっています。

キャリアとは、体内からウイルスが排除されず、ウイルスを体内に保有した状態のこと。

B型肝炎ウイルスに感染・発症すると、まず、疲れやすくなり、しだいに、肝臓の機能が悪化。

通常は1〜2ヶ月ほどの入院・治療で改善しますが、命に関わるレベルまで肝臓の機能が悪化する場合もあります。

乳幼児期の接種のほうが、おとなになってから接種するよりも効果が高いことがわかっていますし、集団生活が始まるまえに予防接種しておくのが安心です。

私も、B型肝炎は一時スルーしていたのですが、

  • B型肝炎が定期接種になる
  • よくよく調べたら打った方がよさそうだと思ってきた
  • 娘が春に幼稚園に入園するタイミング

ということで、3歳のときに2回、4歳になってから最後の1回を打ちました。

下の息子は、2ヶ月の予防接種デビューの時にヒブ・肺炎球菌・ロタと同時接種しようと思ったのですが、通っている病院の先生の考えで、予防接種ラッシュが終わる6ヶ月頃に打ちました。

B型肝炎予防接種の費用は?

B型肝炎の費用は、自治体によって様々ですが、1回だいたい8千円ほどのところが多いようです。

トータル3回実費で受けるとなると、8,000円×3=24,000円。

我が家は上の子と下の子、同じタイミングで接種したので、お財布へのダメージがなかなかのものでした(;^_^A

もっと早く定期接種化になっていればな〜とは思いますが、予防接種をしておけば30年以上はワクチンが有効に働くとのこと。

これで感染を避けられるのなら、安いものかも。

こどもの健康はお金に変えられませんしね~。

B型肝炎定期接種化まとめ

B型肝炎ワクチンの予防接種は、2016年の10月から原則無料で打てる定期接種になります。

対象は、2016年4月以降に生まれた0歳児。

それより前に生まれた子が摂取する場合は、基本的に有料(1回約8,000円ほど)での接種となります。

B型肝炎は輸血や性交渉などだけで感染するわけではなく、一般生活でも感染することがわかってきています。

B型肝炎感染のリスクを考えると、定期接種化前のお子さんも、できる限り接種しておくのが安心です。

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