妊娠中よく足がつる場合の原因と対策は?こむら返りに効果的なツボは?

妊娠中期~後期にはいってくると、
足が頻繁につるようになることがあります。

 

朝方、半分無意識でノビをしたときに足がつって
激痛で目を覚ました、という方も少なくないのでは?

 

足がつる原因と対策、こむらがえりに効果的なツボをご紹介します!

妊娠中に足がつる!原因は?

妊娠中、特にお腹が大きくなってくる中期以降に足がつりやすくなるのには、
以下のような原因があるとされています。

 

  • 体重増加による体のバランスの変化
  • カルシウム・ミネラル不足
  • 疲労
  • 貧血
  • 冷え
  • 腹帯などでお腹を圧迫しすぎている

以下、何点かピックアップして解説します。

 

カルシウム・ミネラル不足

おなかの赤ちゃんは、成長のために必要なカルシウムを母体からもらっています。

なので、妊娠中はカルシウムを積極的にとる必要があります。

 

通常、成人女性は1日に600mgのカルシウムを必要とするところを、
妊婦さんは1日に900mg摂取する必要があります。

 

貧血

妊婦さんは貧血になりやすいですが、
この貧血が原因で足がつりやすくなっていることがあります。

貧血を改善する鉄剤を飲むことで、
足のつる回数が減った、という人もいます。

 

腹帯による圧迫
お腹が大きくなってくると
多くの妊婦さんは腹帯でお腹を支えますが、
この腹帯が足をつりやすくしている原因になっていることがあります。

また、足のむくみの原因になっていることも。

あまり締め付けないようにして、寝る時ははずすようにしましょう。

妊娠中に足がつる対策まとめ

冷え対策
冷えると、血液の循環が悪くなり足がつりやすくなります。

 

暖かい季節でも、朝方は冷えることがあるので
寝るときにレッグウォーマーをはいて寝るようにしましょう。

靴下を履くと逆に冷えたり、むくんだりすることがあるのでNGです。

 

お風呂での半身浴も効果的です。

浴槽に腰のあたりまで、ぬるめのお湯をはり、ゆっくりとつかることで
下半身がスッキリし、リラックスもできます。

 

2人目以降のお子さんを妊娠中の場合はちょっと厳しいかもしれませんが、
時間に余裕がある場合はお試しください。

 

カルシウム・ミネラルの摂取
カルシウムは牛乳・ヨーグルトなどの乳製品のほか、
抵抗がなければ、カルシウムのサプリメントを飲んでもいいでしょう。

 

カルシウムの吸収には良質タンパクが欠かせないので、
小魚や豚肉も意識して食べるようにします。

 

毎日飲むお茶をミネラルを豊富に含むものにするのも効果的です。

 

私は妊娠中も今も、ルイボスティーを愛飲しています。

 

貧血対策にもなりますし、
クセが少ない飲みやすいものを選べば
小さな子どもも飲めるのでオススメです。

 

マッサージや運動

入浴後、もしくは寝る前に、
ふくらはぎを下から上へ向かうように優しくマッサージすることで
血の巡りをよくすることができます。

 

また、10分ほど四つんばいになることで、
圧迫されているのが少しゆるみ、
血液の循環がよくなります。

 

お腹が大きくなってくると意外と苦しい体勢ですが、
続けることで効果が期待できます。

 

適度な運動も大切です。
お医者さんで順調、といわれているのであれば、
毎日ウォーキングすることで血行がよくなりますし、
体重管理にも役立ちます。

妊婦さんのこむら返りに効果的なツボ

「陽陵泉(ようりょうせん)」と呼ばれるツボは、
足の疲れや痛みに効果があるとされています。

 

場所は、ひざ関節の外側にある、
骨が出っ張ったところの下のくぼみの部分です。

 

寝る前に、陽陵泉を親指で20秒ほど押すことで
こむら返りの予防に役立ちます。

 

「痛気持ちいい」くらいがちょうどいい力加減です。

まとめ

足がつりそうになった・つってしまった場合の対策としては、
足の指をぐっとそらせる・壁に足を押し付けて、
ふくらはぎの筋が伸びる状態にすると痛みを和らげることができます。

 

足がつると、泣くほど痛くて辛いですよね。

 

ここで紹介した対策で、やっていないことがあれば
ぜひ試してみてください。

 

それでも、頻繁に足がつる、こむらがえりが酷い場合は、
産婦人科で相談すると
妊婦さんが飲んでも大丈夫な漢方を処方されることがあります。

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